私がなぜ朝4時に起きるようになったかは、以前少し書きました。
今日は少し掘り下げて、当時を思い出して書いてみたいと思います。
つらかった夜泣き
そもそも、最初のきっかけは、夜泣きでした。
うちの子は生後半年くらいから始まった夜泣きが、どうやらひどい方だったようで、長い時は夜中に3時間泣き続けたこともありました。
授乳でもないし、おむつでもない。
抱っこしたからといって泣き止むわけではなく、おそらく寝ぐずりに近いようなものだったと思います。
夜中、ほとんど寝ていない状態で起こされ、3時間抱っこし続けて、ただただ窓から空が白んでいくのを眺めていました。
すると、世界に取り残されているような気持ちになり、とても辛かった。そんな思い出もあります。
1歳を過ぎてからは、2時間くらい夜中にアンパンマンを見続けた夜もありました。
アンパンマンをつけないと、夜中に2時間泣き続ける。泣き疲れて寝るかと思えば全然寝ない。諦めて2時間アンパンマンを見続けて、娘がウトウトし始めた頃に布団に誘って、やっと寝てくれた。と思ったら、朝の5時。
30分だけ仮眠して、ボロボロの状態で出勤する。
そんな日もありました。どうやって生きていたかあまり覚えていないです。
夜泣きを経験したことがない方にとっては、一晩くらい眠れなくても何とかなるのでは?と思うかもしれません。
でも、自分は寝たいのに眠れない上に、子どもの泣き声をずっと聴き続ける、そんな状況が1週間のうちに2日、3日とほぼ毎日のように続いていくと、少しずつ体と心が蝕まれてきます。
いつか終わるなんてそんなことはわかっている
誰に聞いても、どれだけ「夜泣き いつまで」と検索しても、出てくる言葉は、
「いつか終わるので、がんばりましょう」。
いつか終わるなんて、そんなことはわかっている。何度そう思ったことか。
そうじゃなくて、それはわかった上で、ただただ今がつらい。
具体的な解決策は無いのかと、よく悲しい気持ちになっていました。
そんな時に知ったのが、寝かしつけのときに、一緒に寝てしまうという考え方でした。
この考え方を初めて知ったとき、目から鱗でした。
それまで私は、寝かしつけのあとに残った家事をやらなければいけないと、思い込んでいました。
そういう既成概念にとらわれていたのだと思います。
家事を諦めて寝てみた
寝かしつけの時に一緒に寝てしまう。
なんだか良さそう、一度試してみようと思って、その方法を知ったその日にやってみました。今思うと、そのくらい睡眠時間が足りずに追い込まれていたのだと思います。
すると、いつものように0時過ぎに夜泣きで起こされても、この時点で4時間くらいは眠れているので、いつもほどイライラしませんでした。
なんとか夜泣きがおさまり、また少し仮眠してから朝起きると、いつもより明らかに自分の体調がいいことに気づきました。
睡眠時間の確保ができているので、それは当然といえば当然なんですが、なんだか救われたような気持ちになりました。
夜、諦めた家事も、いつもよりスッキリした状態なのですぐ片付けることができて、達成感を得られました。
その後、しばらくこの生活を続けてみたら、明らかに体調が良くなり、日中のパフォーマンスも上がり、いいことづくめでした。
そして、「もう、夜は早く寝てしまおう!」と決意しました。
スケジュールの組み立て直し
夜、早く寝ることを習慣にするには、それなりの準備がいりますよね。
私も、その時に行なっていたスケジュールを考え直すことにしました。
洗濯物を畳むのを朝に回したり、家事の見直しを何度もして、試行錯誤を重ねました。
(その結果、今のタイムスケジュールになっています。)
そうこうするうちに夜泣きの頻度も減り、夜、私もぐっすり眠って朝早く自然と目が覚めるようになりました。
すると、朝、家事をするだけでなく、自分の時間をとることができました。
そのときの幸福感といったら。
睡眠時間だけでなく、1人の時間も足りていなかったのだなと実感しました。
そうして、朝活の魅力にどんどんハマっていきました。
夜泣きに苦しむお母さんに
早寝早起き生活は、もちろん、合う人と合わない人がいると思います。
私も今でも「夜ふかししたいな」と思うことはよくあります。
健康のことを考えたら、早寝早起きがいいのはわかっているけれど、たまには夜ふかししたい日もありますよね。
全ての夜泣きに悩むお母さんに、「絶対に早寝にしたほうがいい!」と断言することはできません。
ですが、もし、昔の私のように夜泣きに苦しんでいらっしゃるお母さんがこれを読んでいたら。
こんな方法もあるよ、と、何か少しでもご参考にしてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。
いつかは終わる、でも、今が苦しい。そんなお母さんの苦しさが、少しでも減るといいな。そんな想いでこの記事を書いてみました。
子どもを大切にするためにも、まずは自分を大切にして欲しい。なかなか難しいことだけど、私自身も意識していきたいと思っています。